よくある問い合わせの中にパソコンの画面が暗くなったまま動かないという話があります。症状を確認しているとパソコンがスリープ状態、もしくは休止状態になった後の事の様ですが、パソコン初心者の方はどうしたらいいのかわからないみたいですね。
スリープと休止
パソコンは何も操作をしない状態が一定時間続くと自動で一時的に電源が切れる仕様になっています。この一時的に電源が切れるシステムを「スリープ」といいます。
休止状態も作業内容を残したまま電源をオフにする機能です。
両者ともパソコンの画面が暗くなるので、一目同じような状態に見えます。
スリープ
電源を完全に切らず、一時的に電源がオフの状態になった状態です。作業中のアプリケーションやドキュメントなどをそのままにした状態でパソコンの電源を切る事ができます。
スリープ状態になったパソコンの復旧方法は、キーボードで何かキーを押すかマウスを動かしたりクリックすることで解除されます。スリープ状態は解除までの時間がわずかで、高速に復旧させることができます。
消費電力はわずかですが通常のシャットダウンとは違いバッテリーを消耗します。作業中のデータはメモリに保存されているため、復旧後もスリープ前の状態からパソコンを利用できます。
スリープの設定画面
設定方法はいくつかあります。
ここでは、" Windowsの設定 "と” コントロールパネル ”からの設定方法を記します。
1. 「Windowsの設定」から設定
(1) [ スタートボタン ]をクリックし、[ 設定 ]をクリックします。
(2) Windowsの設定画面が表示されます。
[ システム ]をクリックします。
(3) 左手メニューより[ 電源とスリープ ]を選択し、スリープ欄の「次の時間が経過後、PCをスリープ状態にする」のプルダウンで時間を設定します。
2. コントロールパネルからの設定
(1) コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」をクリックします。
(2) 「電源オプション」をクリックします。
(3) 「プランを変更する」をクリックする
(4) 「コンピューターをスリープ状態にする」のプルダウンメニューをクリックし時間を選択します。
(5) 「変更の保存」をクリックします。
設定は以上です。
設定した時間のあいだパソコンを放置し何も操作を行わなければ、パソコンの電源が勝手に切れます。しかし、完全に切れているわけではないので、マウス操作やキーボード操作で復帰するのが普通です。復帰しない場合は電源ボタンを押してみるか、それでもダメな場合は強制終了をすることになります。
頻繁に復帰しなかったり強制終了も利かない場合、メーカーへ問い合わせ相談することをお勧めします。修理を行った場合パソコンの基盤交換を行う大掛かりな修理になる事もあります。
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